春の訪れを感じるクロッカスが咲き始めるこの時期、オランダではクロッカス休暇という1週間のバケーションがあります。
待ちに待った春!なのに、、、超、超、超寒いーーー!!
連日氷点下。
公園の池も運河も全てが凍る極寒の日々です。
もちろん、子どもたち(いや、オランダ人の大人も)は待ってましたとばかりにスケート靴を持ち出して自然のスケートリンクを楽しんでますが、、、私はとてもそんな気にはなれず。
そんな中、我が家は前から一度行きたいと思っていたヨーロッパのなかの日本、デュッセルドルフへ行ってきました。
デュッセルドルフには500社を超える日本企業が拠点を構え、駐在員やその家族を中心に、およそ5000人の日本人が居住しています。そのため、在住日本人や日本からの出張者向けの日本関連サービスが発達したそうです。
ドイツだけでなく、近隣諸国からも日本人や日本好きの外国人が「日本」を求めて訪れる場所だとか。
噂通り、日本食レストランや日本食が買えるお店がたくさんあって、普通に「クリーニング」と書いてあるお店や日本語の書籍を扱う本屋までありました。
大人気のラーメン屋「匠」はいつ見ても長蛇の列だし、他のラーメン屋さんやお寿司屋さんもお客さんで溢れかえっていて(しかも外国人のお客さんばかり!)、ちょっと、いやかなりびっくり。
今回が「初デュッセルドルフ」の我が家の目的は、美味しい日本食を食べて帰ろうというもの。
というわけで、友人オススメの「やばせ」という和食屋さんでお寿司やうなぎをいただきました。
これが、噂通りいや、それ以上の美味しさ。
特選寿司もうな重も、子どもたちと一緒にあっという間に食べてしまいました。
長男にいたっては、普段かっぱ巻しか食べないのにここで「いくら」に目覚めてしまい、一貫5ユーロもするいくらのお寿司をおかわりまでしてくれちゃいました(苦笑)
いや、なんでも経験よね、と言い聞かせましたが、一貫5ユーロって高くない??
本人はそんなのお構い無しで美味しそうに食べてましたけど。
正直、かなりお高くつきます。
でも、下手に日本のお店で食べる和食よりも全然美味しかったので仕方なし。
個人的にはうな重がかなりヒット。
関西風のうなぎが好きな私には、パリの野田岩で食べたうな重よりも美味しかったです。
デュッセルドルフはユトレヒトからだど車で2時間もあれば行けてしまうのですが、今回はついでにケルンにもよって帰ろうと思っていたので、ホテル日航に一泊することに。
ホテル日航に泊まった理由は、最上階にあるスパのプールで遊ぶことと、朝のビュッフェを長男が強く希望したから。
プールはそんなに大きくはないけど、子ども達にはちょうどよく、この極寒のなか観光も外遊びもしたくない彼らにはかなりベストな遊び場だったよう。
朝のビュッフェは、もちろんご飯も味噌汁もあって(うちの息子達は揃って、目玉焼きをご飯に乗っけて満足げに食べてました)、甘いものもフルーツも、ハムもチーズもたくさんあります。子ども達もここぞとばかりに好きなものを朝からお腹いっぱい食べていました。
そして、もう一つ長男が行きたかった場所が「日本のパン屋さん」
泊まっていたホテル日航の近くには、あんぱんやメロンパン、惣菜パンが売っている日本のパン屋さんが幾つかあります。
店内に入った瞬間、懐かしい匂いがしてほっこり。
私はそういうパンには全く興味がないけれど、子ども達は大興奮。
白いふわふわの食パンもあっという間になくなりました。
内心、「この白食パン翌日まで柔らかいけどいったい何が入ってるの?」って思いましたが、まぁたまにだしいっか(笑)
ついでに、私はホテル日航近くの日本人美容師さんがいるヘアサロン「ミラージュ」でヘアカット。
初めてのところでちょっとドキドキでしたが、紹介してくれた友人の言う通り丁寧な仕事ぶりで、希望どおりの髪型にしてもらえて大満足。
カットの技術もさることながら、あのシャンプーが気持ちよすぎてずっと洗ってて欲しかった(笑)
結構土曜日は、日本食を買いに来たり食べに来たりするついでに髪を切りにくる人が多いらしく、予約はほぼ満員だとか。
その気持ち、よくわかる〜。
美味しい日本食を食べに行くついでにカットできるなら、定期的にここに来るのもアリかな、なんて思うくらい居心地良かったです。
和食、プール、ビュッフェ、そしてヘアカット。
たったこれだけをしにデュッセルドルフに行きましたが、もうそれだけで十分満足。
今回はタイミングが合わずラーメンを食べ損ねてしまった主人はかなり悔しそうでしたが、ラーメンに興味のない私には痛くもかゆくもなし(笑)
でも、行きも帰りもずっと運転してくれたのは主人なので、次回はちゃんと食べさせてあげたいな(笑)
今回、急に思い立って行ったデュッセルドルフでしたが、思いの外楽しめたのでこれからも定期的に通いたい場所になりそうです。