ゴッホが教材!?なんと贅沢なオランダ版「福笑い」

Pocket

定期的に「ユトレヒトひまわりの会」で開催している子供向けの芸術ワークショップ。

年明け第1弾は、「福笑い」でした。

「オランダにいても日本の文化に親しんでほしい、ついでに日本語もたくさん話そうね」

そんな親目線の目的も当然あるわけですが、ただの福笑いをしてもつまらない。

そこで今回は、ゴッホを使ってオランダ版の福笑いをしてみました。

 

まずは、「みんな、福笑いって知ってる?」という質問から。

しーん、、、

あれ!?

やっぱり知らない?

そうだよね、、、知らないよね(汗

 

というわけで、いわゆる日本の福笑いをまずは体験。

初めての経験だからか、とても新鮮だったようでみんな大ウケ(笑

 

そして、せっかくオランダにいるんだから、とゴッホの自画像を使ってオランダ版福笑いに挑戦。

先生が用意してくれたゴッホの顔の台紙のうえに、自分で切り抜いたゴッホの目や口のパーツを置いていきます。

みんな同じ素材を使っているのに、切り方や置き方でいろんな顔が出来上り、これまたみんなで大ウケ!!

面白かったなぁ。

ある子どもは、目に涙を描き足したり、鼻に鼻血を描いたりして、だんだん本来の趣旨とは違う方向に(笑

まあ、それもヨシ。

新年早々、大きな笑い声が響き渡ってそれはそれは楽しい時間でした。

 

もちろんこれだけで終わりではありません。

今までのはあくまで「福笑い」の練習。

このあと、大きな画用紙を使って自分だけの「オリジナル福笑い」を作りました。

 

まずは手鏡を使い、自分の顔を描いていきます。

描いた目や鼻、口に色づけしたら、それを切り取って「福笑い」のパーツに。

それを、自分で画用紙の上に描いた大きな顔に乗せて遊ぶんです。

しかも、土台となる顔も自由に描いていいので、女の子たちは毛糸で髪の毛を作ってみたり、その日につけていたヘアアクセサリーをリボンで作ったりして好きなようにデコレーションしていました。

 

そして今回、絵の具はあえて5色(赤、青、黄、緑、白)しか使わなかったので、顔の肌色は自分で色を混ぜなから作らなければなりませんでした。

他の色も、無い色はその都度先生に聞いたり、自分で考えて作っていきます。

 

肌色には何色を混ぜたいいでしょうか?

赤を入れると血色がよくなるね。

病人っぽく描くときは青を入れると顔色が悪い人になるよ(笑

色作りの中には、子どもにとって新鮮な(親にとっても)驚きがいっぱい。

へぇ〜、ほんとだ〜、の声があちこちからあがってました。

こんなところも、創造力を掻立てる瞬間なのかもしれません。

 

今回は4歳から10歳までの子どもたちが参加してくれました。

みんな真剣に手鏡を見て、自分の顔のパーツをじーっと観察。

かなり集中して作業していたので、おやつタイムを挟む暇がなかったくらい。

 

なかなか思い通りに描けなくて何度も何度も描き直す子

瞳の中の細かい線ところまで描いていく子

ポスターのようなアートセンス溢れる自画像を完成させる子

本当にいろんな個性が溢れていて、見ているだけでも楽しかったです。

 

こうして、2018年も笑顔でスタートしました!

最近では、ユトレヒトだけでなくアムステルダムからも参加してくれる子どもたちも増えています。

これもひとえに、ワークショプを担当してくれているK先生の型にはまらない個性あふれる魅力と「ユトレヒトひまわりの会」のママ、パパのご尽力のおかげです。

今年も、子どもたちが夢中になれる楽しい時間を作ってあげられるよう、私も微力ながらお手伝いさせていただこうと思っています!

 

さて次なる企画は、、、考えただけでワクワクします!!

カテゴリー: 未分類 タグ: , , , , , , , , , , , , , パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です