肩透かしだったオランダの緊急外来電話

Pocket

オランダに来て初めて、huisarts(ホームドクター)の診療時間外の緊急外来に電話をする事態になってしまいました!

あ、正確に言うと夫が、ですが。

 

昨晩、急に左腹部に激痛が走った夫。

寝るに寝られず、すこしは楽になったものの1日経っても痛みがなくならない、しかも、インターネットで症状を調ベたら「これは膵炎だ、やばい、即医者へ!」だったとか。

慌てた夫は、時間外の緊急外来に藁をも掴む気持ちで電話をかけたのです。

 

な、の、に!!!

「痛みはパラセタモール(痛み止め)を飲んで様子をみて、週明けに自分のhuisartsに診てもらいなさい」

ですって。。。

 

さすがはオランダ。

よほど大げさに言わない限り動いてくれないとは聞いていましたが、夜中に緊急で電話してもこの対応でした(苦笑)

そもそも、なんとか痛みの原因を探って治療してほしいから電話してるのに、長々問診をしたあとに、

「で、君はどうしてもらいたいの?」って聞く、ふつう?(笑)

緊張の糸がここで一度プッツンと切れたのは言うまでもありません。

 

痛みをなんとかしてほしいって言ったら、じゃあもう少しいろいろ聞いていいかな、ってまたまた問診。

で、その答えがさっきの「週明けにhuisartsへ」

 

絶対に急性膵炎だ、とインターネット情報でそう決めてかかった夫。

焦って電話して「pancreatitis(膵炎)だと思う」って言ったのに、

「あ、そう、インターネット。それで怖くなって電話してきたんだね。でもそれは胃だと思うよ、だからパラセタモールで痛みを和らげて」って軽くあしらわれたようです(笑)

「昨日飲んだお酒が原因かな」って聞いたら

「う〜ん、でもまあ、いまはお酒は飲まないほうがいいね」って。

そんなの言われなくても飲まないよ!!(呆)

 

英語のやり取りだけでもこっちは必死で、もしかしたら今からどこかの病院へ行くことになるのかもって緊張してやり取りを聞いてたのに、すっかり肩透かしにあっちゃいました。

 

英語だから正確には痛みや症状は伝わっていないだろうし、

あの問診程度で本当に病気の程度が判断できるのかどうかは甚だ不安ですが、

当の本人が、腑には落ちないものの我慢できない痛みではない、ということなので今夜はヨシとしました。

 

まあ夫もいい大人ですし、自分で週明けにhuisartsへ行ってもらいましょう。

 

それにしても、あれで緊急外来の意味がほんとうにあるんでしょうか?

本当に急を要する人だけ診る、

念のため受診は受け付けない、

というのは必要な医療が必要な人に施されるための基本的で絶対的なルールだとは思うんですが、「とりあえず診れくれる日本式」に慣れているとちょっと物足りないですね。

 

とりあえず、もし子どもの病気や怪我だったらもっと大げさに言わないとダメだ、ということだけは学びました(笑)

 

あ〜疲れた。。。

 

 

カテゴリー: 未分類 タグ: , , , パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です