偶然手にした本に共通していたメッセージ、それは、、、

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オランダに来て初めて、じっくり本読みました。

やっぱり読書はいいですね。インプット作業という意味もありますが、単純に娯楽として楽しかった。

我が家はテレビはありますが日本のテレビ番組は見れませんし、ほぼテレビをつけることはありません。しかも、日本の書籍がなかなか買えない環境なので手っ取り早く楽しめる娯楽がありませんでした。

英語で何かを読んだり聞いたりするのにも慣れてきましたが、やっぱり日本語で楽しみたいと思っていたところ、先日帰国した夫が何冊も本を買ってきたのです。

ま、夫セレクトなので小説ではなくいわゆる実用書なんですけどね。

でも、今回読んだ2冊はとっても面白かったです。

2冊とも痛いところをつかれた、というか、自分にダメ出しをされているような感覚を覚える内容ですが、今、自分が進もうとしている道や、やっていることを後押ししてくれるように感じて読み終わった後になるほどね〜と、いろいろ考えるきっかけになりました。

で、何を読んだかというと、

1冊目は、社会派ブロガーとして有名な「ちきりん」さんの『自分メディアはこう作る!』

2冊目は、ライフネット生命代表取締役会長兼CEOである出口治明さんの『人生を面白くする本物の教養』

です。

2つとも切り口は違えど、偶然にも同じことを言っていたのが印象的でした。

(出口さんの本は「ちきりん」さんのブログの内容にも言及してました)

それは、

自分の頭で考えることが大事。

数字、ファクター、ロジックという算数的思考が大事。

好きなこと(面白いこと)ができる自由時間の確保が大事。

最初の2つは私の苦手とするところ(汗)

ただ、地位や名声、お金よりも、家族との時間、友人との時間、好きなことをして過ごす時間を確保できる生活は、ここオランダでもっとも実現したかったこと。

なので、読んでいて自分に足りない部分を認識しながらも、これからの自分を勇気づけてもらっているような感覚になり、一気に読んでしまいました。

 

「自分の頭で考える」ことにおいては、外国に住んでいると日本人との違いとひしひしと感じます。

一つの正解を求めていかに合理的に効率良くやっていくか、を考えてきた私にとって、一つの問題から複数の正解、問題解決の可能性を探るという作業は、それはそれは不慣れで大変なことなのです。

もちろん、そういうことが当たり前にできる日本人もたくさんいると思いますが、それがスタンダードである教育を受けているオランダ人の思考回路や生活習慣はやはり日本とは違います。

そしてやっぱり我が子には、後者の考え方を学んで欲しいと思うのです。

移住して間もなく3ヶ月が経ちます。

いままで目の前の事務的な手続きや生活になれることに必死で、なかなか本を読む心の余裕はありませんでしたが、ここに来てやっと、そういうこともできるようになってきました。

それが本当に嬉しい。

さて、次は何を読もうかな〜。

 

 

 

 

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