熊本地震で被災された方、まだ余震が続く中で不安な毎日を避難所で送られていることと思います。
福岡の親族、友人はもとより、熊本にも大切な友人が住んでおり遠く離れていても彼らの安否が気になり心が痛む日々です。
明日から主人が仕事で帰国するので、まずは福岡市への義援金という形で想いを伝えたいと思います。
福岡市への義援金は被災自治体での分配会議を経て、被災者へ直接渡るとのこと。
311の時のように使われなかったり困っている人に行き渡らないということがないようにするためのようです。
兎にも角にも、一刻も早い復興をお祈りします。
さて、今日はオランダで感じた、彼らの合理性について書きたいと思います。
【オランダには郵便局がない】
ないというと語弊があるかもしれませんが、日本のような郵便業務だけを扱っている郵便局はありません。
ではどこで切手を買ったり郵便物を出したりするのか?
スーパーや文房具店などの商店がそれらの業務を兼任していて、それらのお店には黄色いPOSTNLのマークが貼ってあります。
これがそのマーク
それを知らなかった私たちは、大使館に手紙を出したくて郵便局を探したのに全く見つからず、右往左往して大変な目にあいました。
Google Map で調べると確かにPOSTNLのマークが出てくるのに、そこへ行っても郵便局らしき建物がない!散々探したあげく、もしや?と思い、黄色いそのマークのあるお店にはいってみたら、隅の方にそれ専用のカウンターがあって、切手も封筒も買えてその場で手紙が出せる!な〜んだ〜、こんなとこにあったのか、、、と拍子抜け(笑)
まあ、日本でいうコンビニみたいなものでしょうか。
その店では携帯のSIM カードのチャージもできますし、ATMがあるのでお金もおろせて、コピーもできる。いろんな種類のリサイクルゴミの回収も行っています。
あ、ちなみにここは我が家から一番近いスーパーで、いつも買いものしてるのにこういうことができるなんて全然気づかなかった(笑)
もちろん、ポストはいたるところにありますのでご安心を。
【役所での申請がすべて予約制】
オランダの市役所で行う手続きはすべて予約制です。
日本のように、運悪く混んでいる時間帯に行ってしまって延々待つなんてことはないのだと思います。予約の時間に出向いてQRコードでチェックインし、整理番号をもらうだけ。
子連れで行かなければならない私には、余計な待ち時間がないのはとてもありがたい!
しかもユトレヒトの市役所は中央駅に直結していてとても便利です。
その他にも、
【自転車専用の道路や信号機があること】
車と自転車、歩行者の住み分けができてるのでいちいち歩行者を避けたりスピードを落としたりするストレスが少ないです。
【フルタイムとパートタイムの給与体系に差がないこと】
そうすることでみんなに均等に働く機会が与えられるので、誰もが働くことができ(ワークシェアリング)結果的に多くの労働力の確保につながる。
【移民を好意的に(積極的に)受け入れる代わりにオランダ語の習得を条件とすること】
ボランティアが運営している団体や大学内にある語学学校まで、そのためのスクールもたくさんあります。そうして彼らにオランダ語を覚えてもらうことでオランダ市場での労働力として育てるそうです。
以上のようなことも彼らの合理性の表れかな、と思います。
また、オランダにも日本でいうマイナンバーのような個人IDナンバー(自分で申請する)があって、それを元にスムーズに様々な公的サービスを受ける仕組みができているようです。日本のマイナンバーのようにどこまで国に個人情報が掌握されているのかはわかりませんが、、、
まあ、何でもかんでも合理的であればいいとは思わないけれど、無駄がないのはやっぱりいいことなのかな〜とは思いますね。
かといってオランダ人がドライで冷たいわけでもなく、今のところみんなに親切にしてもらってますし(笑)
ただ、来たばかりの私には、彼らにはあたりまえのその仕組み、習慣に慣れるまでにまだ時間がかかりそう。
合理的な仕組みの恩恵にあずかるのはまだまだ先になりそうです(苦笑)