40歳目前にして外国に住むことになるなんて全く想像していなかった私。
それでも小学校の卒業アルバムには「NYに友達と住んでる」って書いてあったんですよ。(NYで何をしていたいか、は書いてなかったw)
これから外国で暮らし、英語、オランダ語を勉強し、子供を育てていく。
楽しみでもある反面、かなりチャレンジングでもあって、、、
たまにふっとした時、大きな不安に押しつぶされそうになって具合が悪くなります(笑)
そんな時、今話題のディーンフジオカさんの半生を特集した番組を見ました。
彼はバックパッカーでアジアを放浪していた時にモデルとして香港でスカウトされ、その後俳優デビューをし、舞台を台湾に移してさらに活躍されていたそう。その過程で北京語や広東語もマスターし(もちろん英語は話せます)中華圏で大スターになります。
きらびやかな芸能界での活躍、はたから見るとシンデレラストーリーのように聞こえますが、本人にとってはあくまで生き抜くため(survive)にやったこと、だそうです。
バックパッカー時代はお金がとにかくなくて、お金を稼ぐために始めたモデルがたまたま当たっただけだと。
とはいえ、20歳を過ぎてから2ヶ国語を(いやもっと多かったかも)マスターするなんてすごい!
もともとマルチな才能の持ち主で、楽器も弾けるし作詞作曲もしていて歌も歌える、ラッパーとしての一面もあれば、学生時代からボクシングもしているそう。
これらのことが、今、生き抜くために役に立ってるんですよね、きっと。
そして、もう一人たくましいと思った人がいます。
それはスカイプ英会話のフィリピン人講師の女性。
彼女は15歳で子供を産みます。親はもちろん、周りには反対され、軽蔑され、偏見の目で見られながらもパートナーの男性(当時19歳)と協力してまずは高校を卒業し、将来のことを考えて大学にも通い(パートナーに懇願したそう)、同時にアルバイトも始め、去年無事に大学を卒業して教員の免許も取得しました。もちろん育児もしながら、です。
彼女の英語、日本人の私が言うのもなんですが、ネイティブのように流觴で聞き取りやすい!
今度は、パートナーに大学に通ってもらう番だからその学費を支払うためにもっと働かないと、言っていました。
現在育児真っ只中の私にとって、それがどんなに大変なことか容易に想像できます。
それでも周りを見返したい、自分の生き方を認めてほしい、と前だけを見て頑張ってきた彼女の目には強さがあり、とても22歳には見えない母としての貫禄さえ感じました。
私の知っているフィリピン人の中には、お金がなくて大学に行けないから一旦やめて、自分で支払えるようになってまた復学したり、まだまだ20歳前半の子が家族を養っていたり、日本では考えられないような環境で頑張ってる人がたくさんいます。
私のように恵まれてる環境で、外国での育児、生活、語学習得を、さも人生最大の試練!!!なんて言っていたら笑われてしまいますよね、きっと。
世の中には大人になってから語学をマスターしている人はたくさんいるし、もっと過酷な状況で生き抜くために奮闘している人がいるんだ、と思った時、ちょっとだけ勇気が湧いてきたんです。(今更ですが)
私にだってできる、って。
そうしたら、できた後の自分の姿を想像してニヤけてきちゃいました(笑)
うん、こういうイメトレって大事。
人生の中で死に物狂いで頑張らないといけない時ってあると思うんですけど、今が私にとってはその時なのかな。
生き抜くためになりふり構わず一生懸命に。
くじけそうになったら、今日感じたこの気持ちを思い出して前に進んでいきたいと思います!!