先日、旦那が子供たちを連れて近くの山へ遊びに行きました。
案の定、矢までは秘密基地ごっこが始まり、探検をしたり枯れ葉の絨毯で遊んだり、それはもう夢中で遊んだそうです。
気付けばランチタイムも過ぎてしまっていたらしいのですが、その日は次に図書館へ行く予定だったのでランチはそこまでお預け。本人たちはお腹がとても空いていたらしいのですが、自分たちが「ランチよりも遊びたい!」と言ったので、旦那は我慢させたというのです。
それを聞いた私は、おにぎりをもたせなかった事を後悔したり、可哀想に、、、と歯がゆい気持ちでいました。
がしかし、図書館へ着いてからそれはもうむしゃむしゃとパンを頬張ったというのです。
しかも、ただのプレーンなバゲットを!
デザートパンまで平らげてご満悦な写メが送られてきました。
「自分たちで決めた事だから余計な心配は無用」とのメッセージ付きで。
空腹は最大の調味料ってやつですか?
いや、そうではなく私が言いたかったのは、自分でやらせて自分で責任を取らせる事が子供には大切だと言う事。
母親の私は、どうしてもお腹が空いて機嫌が悪くならないように常におにぎりやおやつを持ち歩いています。そして時間になれば、「お腹空いてない?」と聞いて遊びを中断させてでも食べさせます。
一見子供のためを思っての行動のようですが、そのあとに泣かれたり愚図られるのが嫌だから。自分の思うように動いてもらいたいから。という、自分勝手な理由で。
旦那のように「遊びたいって言うから遊んだのだからお腹が空いても我慢しなさい」とは言えない。
たと言えたところで、途中でお腹が空いて泣きそうになる子供が気になって、それがいつの間にか逆切れになって子供たちに当たり散らすことになりかねないんです。
でも、子供たちはちゃんと我慢して、しかもお腹がぺこぺこなので甘いパンでなくてもちゃんと食べる!!
これが本来のあるべき姿なんでしょうね。
子供は、空腹を我慢する事でしか「我慢」を覚える事が出来ない、と聞いた事があります。
今回はたかだか空腹ですが、何でも先回りして子供が辛い目に遭わないように手助けしてしまう私は、かえって子供を甘やかしてしまっているのかもしれません。
これから先、子供が自分で乗り越えなければならない試練を目の前に苦労する日がやってくるでしょう。それをじっとそばで見守らなければならない時も。
先回りしない、見守る、待つ、そして信じる。
なんでも自分でやってしまった方が早いしラクだと思ってきた私には、それこそがまさに試練です(笑)
それでも子供のためには避けては通れない道なんですよね。
いつもは準備不足や抜けているところが多いと感じる旦那ですが、ちょっと見直した休日の出来事でした。