今月半ばに引越しを終え、ぼちぼち落ち着いてきました。
まだ駐車場の許可が下りてないし、インターネットも通じていない(これが超痛い!)けど、そろそろお隣さんとかにご挨拶に行く余裕も出てきたかな。。。
そんななか、前から予定していた親知らずの抜歯をするために歯医者さんへ。
人生初の親知らず抜歯、まさかオランダでやることになるとはね~。
ずいぶん前から何か不調があると疼いて痛かった親知らず、見て見ぬ振りをしていたけれど、半年に一回ある歯のチェックで小さな虫歯が見つかってしまい、ひどくなる前に抜くことにしたのです。歯ブラシが届きにくい場所にあるのでその方が安全だと、イケメン歯医者に言われてしまったら断りきれず、、、(笑
オランダでは、いわゆる虫歯を治したりする歯科医院と親知らずを抜いたりする口腔外科手術をするところは別だと聞いていて、わざわざ病院に行くのも嫌だな、と思っていたら、私の通っているところでは専門医がいるので同じ場所でできると聞いてちょっと気が楽になりました。
朝の8時、意を決して抜歯へ行くと、そこには優しそうなおじさん歯科医がニコニコして待っていてくれました。
ちょっと怖いんだよね、なんて弱音を吐くと、
「大丈夫、僕は専門医で長くやってるから安心していいよ~」と胸の名札を自慢げに指差してくれました。
その後、抜歯の流れを説明され、まずは麻酔。
子供の頃経験した麻酔とは違ってほとんど痛く無い!
そのあとアイマスクをされ、いざ抜歯へ!
なにやら口に入れられて固定され、グイグイ、メリメリ、、、
そこまで痛くは無いけど、なんかリアルに歯をねこ削ぎ抜こうとしてる様が想像できて体に力が入る(笑
子どもみたいに2度ほど「痛い」合図の右手を挙げてみたけど、そのたびに「I know,I know」と力を緩めてくれました。
そして、「さあ抜くよ」と言われたのでいよいよかと身構えたのも束の間、あっという間に抜歯して、ささっと縫合して終了。
診察室に入ってから15~20分くらいで終わってしまいました。
止血のためにガーゼをギュッと噛みながら術後の注意点を聞いて、「何かあったらいつでも電話してね」と携帯の番号を渡され、握手してさようなら(ここがオランダらしい!、いつも握手で始まり握手で終わります。日本人のお辞儀みたいなものですかね)。
抗生物質の処方もなく(万一腫れてきたら使ってね、と処方箋だけはもらいましたけど)、鎮痛剤と口腔内消毒液(いわゆるマウスウォッシュ)の処方箋だけもらってきました。
家にいた夫も、「え?もう帰ってきたの」とあまりの早い帰宅にびっくり。
麻酔が効いているうちに鎮痛剤を飲んでおいたこともり、切れた後もそこまで痛くなくヨーグルトやスープを飲んで空腹をしのぎました。
ただ、ズキズキすることはなくてもなんとなく疼く感じもあり、口が開け辛い。
お腹がすいても食べたいものが食べれない。
しかも、オランダにしては珍しくムシムシと暑い日だったこともあり、いろんな意味で不快指数マックス(涙
完全に集中力ゼロ!
というわけで、その日はさっさと寝てしまいました~。
抜いた後の2~3日目が痛みと腫れのピークと聞いていましたが、今日もさほど変わらず。
もしかしたら鎮痛剤いらないかも。(この後、頭痛がひどくなって結局飲みましたが)
相変わらず流動食とか柔らかいものしか食べられないし、あんまり動いて血流が良くなってしまうと出血の原因にもなると言われたので安静にはしてますが、思っていたより、経過は良好です。
親知らず抜歯の経験のある夫も、理解があるのかちょっと優しくしてくれて、近所の美味しいパン屋さんでアップルパイとか焼き菓子を買ってきてくれました。
虫歯になりそーとか思いながらも、柔らくて甘いのが食べたかったので超うれしかったです。
お友達でオランダで親知らずそ抜いたことのある子は、みんな口を揃えて
「痛く無い」
「すぐ終わる」
「抗生物質なしで自然治癒なところがいい」
とべた褒めだったのですが、実際自分がするとなるとやはり緊張するもの。
でも、やっぱり私の場合も思っていたより簡単に出来て、今のところ痛みや腫れでのたうちまわることもありません。(それより頭痛が辛い)
オランダで抜歯だなんてどうしようって若干焦りましたが、とりあえず腕は確かだったし、待ち時間もほぼなくノーストレスで無事終えることができました。
ただ、この費用が保険の範囲内なのか、はたまた後で保険会社から請求が来るのか、そのへんがいまいちわかってないのが気になるところではありますが(笑