先週から、オランダの教育や子育て環境を見るために日本から視察団が来ています。というのも、「世界で一番子供が幸せな国」としてオランダが一位になった理由をさぐろうというのです。(ユニセフ調べ)
その方々のアテンドやコーディネートを主人がお手伝いしているのですが、ある企業へ訪問した時にお土産をもらってきました。
そのお土産というのが、オランダの子供たちの大好きなもの、しかし我が家ではあえて敬遠していたものだったのです(笑)
それがこれ。
そう、パンの上にのせるチョコレートのトッピング!
「これを毎朝、いくらでもパンにかけて食べていいというのが、オランダの子供たちが世界一幸せな理由かな」と、冗談交じりにくれたとか(笑)
そうでしょうよ、そうでしょうよ。朝からこんな甘いもの食べれたら幸せでしょう。でもね、だからオランダ人には糖尿病の人が多いんですよ!!
チョコレートが苦手な我が家の息子たち、どうせ嫌って言うに決まってると思ったら、意外や意外、相当美味しかったのか?ものすごく気に入ってしまいました(汗)
毎朝でも食べたい、ランチにも持って行きたいと言わんばかり(いや、言ってたけど即却下w)の勢いでしたが、我が家ではお休みの日の朝ごはんのみ、というお約束で落ち着きました。
もうね、こんなのばかり食べてたら間違いなく太るし虫歯になる。でも実は、大人の私が食べても美味しいんですよ、これ。ちょっと甘いものが欲しい時なんかにバゲットにのせたりするとちょうどいいおやつになるし。子供の前では絶対やりませんけど。
このような様々なパン用チョコ味トッピングもオランダらしいものなんですが、先日、もっといいおやつを見つけちゃいました。
これ、日本でいうぽんせんです。
日本だと、マクロビとか自然食品のお店とかに売ってそうなヘルシーなおやつ。私はあまり好きではなかったのですが、このぽんせん、オランダにもあるんです。
その名もrijst wafels(お米のワッフル)
日本にしかないものだと思っていたらオランダにもあって、しかも結構みんな食べてるのでびっくりしたんですが、それよりも、オランダにはチョコ味ややヨーグルト味、トマト味やチーズ味なんかもあるんです。
しかも、それが美味しくて安い!(1ユーロくらい)
もちろんBIOのものあって、それでも1.5ユーロくらいかな。
で、我が家の息子たちはこのぽんせんのヨーグルト味が大のお気に入り!!ポンセンの表面にヨーグルト味のコーティングがしてあるんですが、味気ないポンセンがほんのり甘くなって一度に3枚くらいはぺろっと食べてしまいます。
お米のおやつだからヘルシーなのか、甘いコーティングがされてるからむしろそうじゃないのか悩むところですが、今、我が家では欠かさず常備しているおやつなのです。
ついでに、その隣に写っているのは1リットルのジュースパックで作った巨大ゼリー!ゼリー命の息子たちのために、ジュースパックごとゼリーにしちゃいました。
子供たちの興奮具合といったら、もう凄かったです(笑)
食べても食べてもなかなかなくなりませからね。(もちろん一度で食べたりはしませんが)
100%ジュースとゼラチンのみで作ったものなので、簡単だし変な甘さもなく、さほど罪悪感なく食べさせられます。
オランダの子供たちが世界一幸せだと言われる理由は、決してこのチョコのおかげではないと思いますが、食事や生活スタイルがシンプル(時間やお金をかけない)分、親と子供の距離や一緒に過ごす時間が長いように思えます。
だって、朝ごはんにパンとこのチョコと飲み物を出すだけなら、ママはゆっくりコーヒでも飲みながら子供たちと会話できますもんね。子供たちのためだからと、栄養バランスを考えた食事を作ることに時間を割いてバタバタしてイライラして子供を学校へ送り出していたら、そんな余裕ありませんから。
子供との時間も、子供の健康を思う気持ちもどちらも大切なのでなんとも言えませんが、やっぱり子供にとっては好きなものを食べてニコニコしたママとおしゃべりできる方が幸せなのかな〜と、オランダに住んでいると思ったりもします。
ま、そうは言っても我が家ではチョコパンブレックファーストスタイルは受け入れ難いので、他の方法で子供との距離感や過ごし方を工夫していきたいと思いますが(笑)
オランダの子供たちが世界一幸せな理由は、今オランダに来て様々な分野の施設や企業をを訪問されている視察団の方々がまとめて下さると思うので、そちらを待ちたいと思います!