うちの旦那さん、ただいまアジアに夢中になっております(笑)
長期で家族旅行に行くと決めた時も、アジアを中心に周るよ〜と。
周る??
私はせいぜい1ヶ月くらいの旅行かな〜と思っていたら、あっさり『年内いっぱい行こうよ』って。
ご冗談を!まだわずか6ヶ月の次男を連れてどこへ行こうと思ってるんですか?
病気をしたら?離乳食が始まったら?
しかも育休でお給料ないのに旅費はどうするの?
いろんな不安や面倒なことが一気に襲って来て話になりませんでした(苦笑)
それでも、次男は生後2ヶ月でここシンガポールに一度連れて来ているし、こんなチャンス後にも先にももうないだろう、と腹をくくり4ヶ月の家族旅行を承諾しました。
で、どこへいくか。
わたしは子連れなので衛生面、日本語の通じる病院があるかなど子供のこと中心に行く国を考えていました。
一方旦那さんは、アジアで急成長しているベンチャー企業のオフィスを訪ねたい、シンガポールで活躍している日本人起業家に会いに行きたい、など私とは全く違った目線で選んでいたようです。
そもそも、数年前から『これからはアジアの時代だ』と関連する書籍を読み、それを私に勧めたり、いまの日本の閉塞感や危機感を私に熱く語っていました。
が、、、私の方はと言えば、次男妊娠中はつわりがひどくてほぼ寝たきりだったし、生まれてからはそれどころではないし、最近まではピラティスの資格の勉強で忙しく、まともに聞けるはずもなく、、、(笑)
このアジア熱、夫婦間でだいぶ温度差がありました。
彼の言っている事がいまいちピンとこなくてついていけませんでした。
でもそれが、ある本を読んで分かった気がしたんです(前から勧められてた本をやっと読んだからなんですけどね)
その本というのが、『若者よ、アジアのウミガメとなれ』 加藤順彦 著 です。
実は旦那さん、この本を読んだ事をきっかけに加藤順彦さんに連絡をとりシンガポールでランチまでしていました!!(加藤順彦さんはシンガポール在住なのです)
この【ウミガメ】、海亀/海帰(中国ではハイグイと発音)と書きます。
中国では外国で立身出世して自国に凱旋するひとを、外洋で成長し産卵のために生まれた砂浜に戻る【ウミガメ】に喩えるのだそうです。もちろん尊敬の意を込めて。
日本に足りないのはこのウミガメで、もっと外(海外)にでて切磋琢磨して身を興し、外から日本を揺さぶり刺激し、よりよい方向へ日本を導く存在が必要なんじゃないか、と。
その外というのが、今はシンガポールを中心としたアジア諸国であること、なぜ今の日本には閉塞感や危機感しかないのか、などがわかりやすく書かれていました。(私のレベルでは本の内容をうまく説明できないのですが、とにかく面白かったです。)
読んでみてやっと、旦那さんの言ってた意味が分かった気がしてそれを伝えたら、
『いまさら??』
って呆れられましたけど(笑)
子供がいると大事な話しをじっくりする事がなかなか出来ないので、育児や家族の未来設計についてなど同じ本を読んでいると土台ができていて話がしやすいな、と実感。
というわけで、やっと同じスタートラインにどうにか立てたようです。
それでも私はまだ旦那さんほどアジア熱には冒されていませんが(笑)