残念なお知らせが、、、
息子がリレーのアンカーになれませんでした(泣)
今日、候補者のお友達とかけっこして僅差で負けてしまったと。
直線ではいつも勝てるのに、コーナーを曲がるリレーではインサイドに上手く入れずに抜けなかったらしいです(息子談)
ま、そんな事はどうでも良いのですが(笑)
昨日、こんな事がありました。
その日もまたアンカー決めで競争をしていたのですが、
途中で相手の子に抜かされ、その瞬間負けたと思った息子は足を止め
全く違う方へ歩き出し、勝負を棄権したのです。
逃げたのです。勝負から。
息子の悪い癖、、、
勝てると思う相手(格下ともいう)としか勝負しない。
負けたくない、負けるのが恥ずかしい。
でも、「最後まで走りきったほうがかっこいいよ」
「アンカーは負けていても最後まで走らないといけない。あなたにはそれができるんだよ」
と担任の先生はやさしく教えてくれたようです。
私はこの事について息子からそれとなく話を聞き出そうとしましたが、
頑として何も言わず。
ただただ悔しい事があった、とだけ教えてくれました。
それは、自分の行為に対してだったり、負けたという事実に対してだったのでしょう。
6歳の息子のプライドがそこに感じられました。
そして今日、最後のアンカー決めでは抜かされても一生懸命ゴールまで走ったそうです。
「アンカーになれなかったよ」
「アンカーしたかったな、悔しいな」
と自分から報告してくれました。
もちろん、予め先生から聞かされて知っていましたが。
アンカーになれなかったのはホントに悔しいけれど
それよりも、自分の弱さという壁を乗り越えたことの方が素晴らしい!!
次はきっと、アンカーよりももっとスケールの大きい目標を達成できるはずだから。
(幼稚園のアンカー決めくらいで悔しがるな、もっとスケールの大きい事を見据えなきゃ、と旦那に呆れられたのでした、笑)
そして、放課後の習い事(プレスクール)の帰りにもこんなことを言っていました。
「今日はいい日だったよ。だってね、嫌な日になるな(いつもより延長してお勉強をしなければならなかったので)と思っていたけれど、頑張ったらいい事(その日のMVPだけがもらえるポイントシールをゲットしたらしい)があったんだ。だから今日は良い日だよ!ママ」
頑張ったらイイ事があった。
壁を乗り越えた先にみえる景色を見る事が出来た。
こういう小さな成功体験を自覚してる6歳って、、、
私が6歳の時はもっとぼーっとしてたし、親にこんな事言えませんでした。
もっとあとになってからです、こういう事を自覚した経験をしたのは(笑)
逆に息子は大人びているのかもしれません。
もっと子供らしく無邪気に何も考えずに居られた方が幸せなのかもしれません。
でも、小さな成功体験をちゃんと自覚し、
それらを積み重ねていく事で彼はもっともっと自分に自信をもてるようになります。
自信がつけば、他人にも上手に甘えられるようになるでしょう。
壁にぶつかったり敗北感を味わえば、同じようなひとの気持ちに寄り添える優しい子になります。
何事もすぐに手に入ってしまえば楽ですが、面白くありません。
男の子から少年へと成長している長男を見ていると、子育というものは本当に奥が深くておもしろいな、としみじみ思います。
次男の時に同じように思えるかどうかは、、、不明ですが(笑)
いつも頑張っている長男。
運動会では思いっきり走って最高の笑顔を見せてくれる事を願っています!
リレーも頑張って応援するぞ〜。