4月、日本では満開の桜の下、新生活がスタートする季節ですね。
オランダでもあちらこちらで花々が咲き乱れ、みんなが春の訪れを喜んでいるのがよくわかります。
入学式や入社式といった一斉行事があるわけではないので、新年度のスタートという実感はありませんが、我が家でも新しいことがスタートしました。
そう、長男が空手を始めまたんです!
しかも突然(笑)
空手や柔道、合気道といった日本の武道はオランダでも人気のあるお稽古で、調べてみたら意外とたくさんのクラブがありました。
長男の学校のお友達にも習っている子がいるらしく、珍しく自分から習いたいと言い出したのですぐに近所のクラブに体験レッスンへ。それが予想以上に楽しかったらしく、帰ってからも空手の真似事ばかり。もうこれは入部するしかないと思い翌週から正式に入部して稽古に参加し始めました。
正式に入部といっても、空手の道着はセカンドハンドのものをもらえたし、入部手続きは至ってシンプルで必要事項を記入した用紙をクラブの専用ボックスに投函するだけ。受付の人なんて誰もいなくて、その日の担当の先生がいるだけ。しかも彼はレッスン以外のことはノーケアなので何を聞いてもわからない(苦笑)
とりあえず、授業料だけは来ている子供の保護者の方に教えてもらいました。
月4回、1回1時間のレッスンで22、5ユーロ。
うん、安い!!
道場の規模もそこまで大きくなく、こじんまりしていて指導が一人一人に行き渡る感じも気に入ったところ。(なんせ長男は大人数で何かをするのが大の苦手なので、少人数というのがキーポイント)
空手をやっていると、技の名前や掛け声など時々日本語も聞こえてくるし、もちろん畳だし、礼儀や作法なども身につくし、日本を身近に感じるという意味では、日本にいた時よりも武道の必要性、有り難みをひしひしと感じてます。
年始にはみんなで道場を綺麗に掃除してから稽古始めをやるとか。
こっちでは日本の小学校みたいに生徒が自分たちの教室の掃除をするという習慣がないので、こうやって自分が学ぶところを綺麗にするというのはとても貴重な経験だと思うんです。
ま、親はそんなことを考えたりしてますが、子供は純粋に空手が面白いらしく(突きや蹴りをしている強い自分に酔っている感じ!?)、かなり真剣にレッスンを受けてる様子。
そして上達が早い!!
動機はきっと、友達がやっていてかっこいいとか、ウルトラマンみたいに強くなりたい、とかそういうことだと思いますが、自分からやりたいと言い始めた以上、黒帯目指して頑張ってもらいたいです。
黒帯といえば、そのクラブには2人だけ茶色帯の子がいます。
その中でも一番上手な子は、まだ中学生くらいだと思うんですがゴールドの太いチェーンネックレスしてたり、ファンキーな髪型をしてたり、お腹もぽちゃぽちゃしていて大人顔負けの中年おじさん感がありありなのに、礼儀正しくて年下の子にも優しいいい子なんです。
あ、別に見た目で判断してるわけじゃないんですが、道着を着て稽古をしているかっこいい姿とのギャップがあまりにありすぎて思わず目がテンになってしまいました(笑)
息子はその面倒見のいい優しいお兄ちゃんのことが好きみたいだし、しかもラッキーなことに語学学校で一番仲のいいお友達が一緒に空手を習うことになったので、しばらくは楽しく通えそうです。
ちなみに、もちろん指導は全てオランダ語ですが、長男には全く問題ない様子。
最近はかなり早いテンポでオランダ語を喋るようになってきてますしね、、、。子供の順応性の早さといったら、、、本当に驚きです!!